飛行機に乗り遅れそうになると、「もう間に合わないなら空港へ行っても無駄なのか」「次の便に変更してもらえるのか」と焦ってしまいます。
ただし、出発時刻を過ぎていなくても、チェックインや手荷物預け、搭乗口の締切を過ぎると、その便には乗れないことがあります。反対に、まだ手続きできる時間が残っているなら、急いで動くことで間に合う可能性もあります。
まず予約番号と便名を確認し、航空会社の予約管理画面を開いてください。空港にいる場合は航空会社のカウンターへ向かい、移動中の場合は空港へ向かいながら変更や取り消しができるかを確認します。
飛行機に乗り遅れそうなときの行動順
- 予約番号・便名・出発空港を確認する
- 航空会社の公式サイトで運航状況を見る
- チェックインや搭乗口の締切を確認する
- 予約管理画面で変更・取り消しができるかを見る
- 空港にいる場合はカウンターの係員へ相談する
この記事でわかること
- 飛行機に乗り遅れそうなとき最初にやること
- 空港に着いた時点の状況に応じた動き方
- 次の便への変更や払い戻しを確認する方法
- LCCを利用している場合の注意点
- 往復便や乗り継ぎ便への影響
- 新しい航空券を購入する前に見ること
飛行機に乗り遅れそうなとき最初にやること
予約番号・便名・出発空港を確認する
最初に、航空会社から届いた予約メールやアプリを開き、次の情報を確認します。
- 航空会社名
- 便名
- 出発予定時刻
- 出発する空港とターミナル
- 予約番号または航空券番号
- 搭乗手続きが済んでいるか
羽田空港や成田空港など、複数のターミナルがある空港では、到着する場所を間違えると移動に時間がかかります。航空券を販売した会社ではなく、実際に便を運航する航空会社のカウンターを利用する場合もあるため、コードシェア便では運航会社名も見てください。
予約番号がすぐに見つからない場合は、メールアプリで航空会社名や「予約」「旅程」「搭乗」などの語句を検索すると探しやすくなります。
運航状況と搭乗の締切は別々に見る
公式サイトに「遅延」と表示されていても、チェックインや手荷物預けの受付時間まで自動的に延びるとは限りません。
ジェットスターでは、便が遅れている場合でも、別の案内がない限りチェックインの締切は変わらないと案内しています。飛行機の出発予定時刻だけでなく、手続きごとの締切を見ることが大切です。
| 見る項目 | 確認する内容 | 次の行動 |
|---|---|---|
| 運航状況 | 定刻・遅延・欠航・条件付き運航 | 表示されている案内に従う |
| チェックイン | 搭乗券を発行できる時刻 | 間に合う場合はすぐ手続きする |
| 手荷物預け | 預け入れの受付終了時刻 | 荷物がある場合はカウンターへ向かう |
| 保安検査 | 通過が必要な時刻 | 買い物をせず検査場へ向かう |
| 搭乗口 | 搭乗口へ到着する締切 | 搭乗券に記載された場所へ直接向かう |
締切は航空会社によって異なります。例えば、Peach国内線ではチェックインが出発予定時刻の30分前まで、保安検査場の通過が25分前まで、搭乗口の通過が20分前までです。
ジェットスター・ジャパンの国内線では、チェックイン受付が出発30分前に終了し、搭乗は出発15分前に締め切られます。ANA国内線では、空港で搭乗券を受け取る場合は出発20分前まで、搭乗口には出発10分前までに到着するよう案内されています。
航空会社のルールは変更されることがあるため、過去に利用したときの記憶だけで判断せず、利用する便の公式案内を見てください。
空港へ向かいながら予約管理画面を開く
まだ出発時刻前であれば、航空会社のアプリや公式サイトにある「予約確認」「予約管理」「変更・取り消し」などの画面を開きます。
運賃によっては、出発前に手続きを済ませれば別の便へ変更できたり、手数料を差し引いた金額が払い戻されたりすることがあります。一方で、変更できない運賃や、締切を過ぎると手続きできない運賃もあります。
電話がつながるまで待ってから移動するのではなく、空港へ向かいながらウェブ上でできる手続きを確認しましょう。すでに空港にいる場合は、予約画面を表示できる状態にしてカウンターへ向かいます。
空港に着いてからの状況別の動き方
チェックインの締切前に着いた場合
締切前であれば、アプリや自動チェックイン機で搭乗券を発行し、必要に応じて手荷物を預けます。
オンラインチェックインが済んでいても、預ける荷物がある場合は手荷物カウンターの締切に間に合わなければなりません。手荷物を預けない場合は、搭乗券を準備して保安検査場へ直接向かいます。
空港内で食事や買い物をするのは後回しにし、保安検査と搭乗口への移動を優先してください。
チェックインの締切を過ぎた場合
チェックインできない表示が出た場合は、その便に乗れると自己判断せず、航空会社のカウンターまたは係員へ相談します。
次の便への変更ができるか、航空券を買い直す必要があるかは、航空会社と購入した運賃によって異なります。空席があっても、元の航空券をそのまま使えるとは限りません。
カウンターでは、次の情報を伝えられるようにしておくと手続きが進みやすくなります。
- 予約番号または航空券番号
- 乗る予定だった便名
- 搭乗者の氏名
- 預け手荷物の有無
- 往復便や乗り継ぎ便があるか
保安検査や搭乗口の締切を過ぎた場合
チェックインが済んでいても、保安検査場や搭乗口への到着が遅れると搭乗できないことがあります。
搭乗口が閉まった後に、保安検査場を通って無理に向かうのではなく、近くにいる航空会社の係員へ申し出てください。係員が見当たらない場合は、搭乗口周辺の案内カウンターや航空会社のカウンターへ戻ります。
搭乗手続きが済んでいることと、飛行機への搭乗が保証されていることは同じではありません。
手荷物を預けた後に乗れなかった場合
すでに荷物を預けている場合は、必ず航空会社の係員へ知らせてください。自分だけで手荷物受取所へ向かったり、そのまま空港を離れたりせず、荷物の返却場所や受け取り方法の案内を受けます。
荷物がどのように扱われるかは、空港や搭乗できなかった時点の状況によって異なります。手荷物の預かり証も捨てずに保管してください。
変更・払い戻しと残りの予約への影響を確認する
次の便へ変更できるかは運賃によって異なる
同じ航空会社でも、予約変更ができる運賃とできない運賃があります。また、変更できる運賃であっても、出発前の手続きが必要な場合があります。
JAL国内線では、通常時の変更や取り消しは予約便の出発20分前までとされており、出発前に手続きをしなかった場合は、変更可能な運賃でも別便への振り替えができず、払い戻しのみの扱いとなります。
変更の可否を確かめるときは、航空券の名称だけでなく、予約画面に表示される次の項目を見ます。
- 変更可能か
- 変更手数料がかかるか
- 新しい便との差額が必要か
- 取り消した場合に払い戻しがあるか
- 手続きできる時刻を過ぎていないか
LCCは締切時刻と運賃タイプを特に確認する
「LCCに乗り遅れたら必ず全額を失う」とは限りませんが、購入した運賃タイプによって扱いが大きく変わります。
Peachでは、便を変更できる運賃が限定されており、変更や自己都合による取り消しは原則として出発時刻の1時間前までです。払い戻しの方法も、元の支払い方法へ戻る場合と、ポイントで付与される場合、払い戻しがない場合に分かれます。
予約名や航空会社名だけで判断せず、予約詳細に表示されている運賃タイプを確認してください。
往復便・乗り継ぎ便・同行者の予約も見る
往路に乗れなかった場合は、復路の予約が残っているかも確認します。復路を利用する予定なら、予約一覧に表示されているだけで判断せず、航空会社または購入元へ利用できるかを尋ねると確実です。
乗り継ぎ便がある場合は、最初の便に乗れないことで後続便にも影響する可能性があります。別々に購入した航空券では、それぞれの航空会社へ連絡が必要になることもあります。
複数人をまとめて予約していて、一部の人だけが乗れない場合も注意が必要です。ウェブ上では一部の搭乗者だけを変更・取り消しできないことがあるため、全員分を誤って取り消さないようにしてください。
旅行会社やツアーで購入した場合は購入元へ連絡する
航空会社の公式サイト以外で購入した航空券は、航空会社の予約画面から変更や払い戻しができないことがあります。
次に当てはまる場合は、航空会社だけでなく購入した旅行会社や予約サイトの案内を確認します。
- 旅行会社の店舗やサイトで購入した
- 航空券とホテルがセットになったツアー
- 出張手配サービスを利用した
- ポイント交換や優待券を使った
- 別の会社が販売したコードシェア便
ホテル付きのツアーでは、航空券だけを変更すると宿泊や帰りの便との組み合わせが崩れることがあります。新しい航空券を単独で買う前に、ツアー全体の扱いを確認してください。
やってはいけないことと次の移動を確保する方法
遅延表示だけを見て空港へ行く時間を遅らせない
便が遅延していても、当初の時刻を基準にチェックインが締め切られる場合があります。航空会社から手続き時刻を変更する案内が出ていない限り、元の締切に間に合うように向かってください。
航空会社の欠航決定前に慌てて取り消さない
台風や大雪などで運航が難しそうな場合でも、欠航や大幅な遅延が正式に決まる前に自分で取り消すと、自己都合のキャンセルとして扱われることがあります。
自分の遅刻による乗り遅れなのか、航空会社側の欠航・遅延なのかで変更や払い戻しの条件が異なるため、公式サイトの運航状況と予約画面の案内を見てから手続きしてください。
新しい航空券を買う前に変更可能か確認する
乗り遅れた直後は、検索結果に出た次の便を急いで購入したくなりますが、先に元の予約を変更できないか確認します。
元の航空券を変更できるのに新しい航空券も購入すると、二重に支払うことがあります。次の便の空席を見つけても、購入を確定する前にカウンターや予約管理画面で元の航空券の扱いを確認してください。
到着後の予約先にも連絡する
次の便へ変更すると到着時刻も変わるため、必要に応じて次の予約先へ連絡します。
- ホテルや旅館
- レンタカー会社
- 空港送迎サービス
- 到着後に乗る高速バスや列車
- 待ち合わせをしている相手
連絡せずに到着が遅れると、宿泊やレンタカーが無断キャンセルとして扱われることもあります。到着予定時刻が決まっていない場合は、飛行機に乗り遅れて到着が遅れる可能性があることだけでも伝えておきましょう。
次回は空港到着時刻ではなく締切から逆算する
飛行機に間に合わせるには、出発時刻だけを見るのではなく、搭乗口に着く必要がある時刻から逆算します。
- 利用するターミナルを前日に確認する
- オンラインチェックインを利用する
- 搭乗券をスマートフォンに保存する
- 預け手荷物の締切を確認する
- 空港までの代替交通手段を調べておく
- 連休や繁忙期は保安検査の混雑時間を見込む
電車やバスの遅れで間に合わなかった場合は、遅延証明書や運休の案内を保存しておくと、旅行保険やクレジットカード付帯補償を確認するときに役立つことがあります。ただし、補償の有無や条件は契約内容によって異なります。
飛行機に乗り遅れそうなときは、諦めて空港へ行くのをやめる前に、予約番号・運航状況・搭乗手続きの締切を確認してください。空港にいる場合はカウンターへ向かい、移動中の場合は予約管理画面から変更や取り消しができるかを見ます。
次の便への変更や払い戻しは一律ではありません。利用する航空会社、運賃タイプ、購入場所、手続きを始めた時刻によって異なるため、元の航空券の扱いを確認してから新しい移動手段を確保しましょう。

