運転免許証が見つからないと、「警察へ届けるのが先?」「すぐに再発行できる?」「このまま車を運転してもよい?」と迷いますよね。
免許証をなくしたときは、長時間探し続けるよりも、身の回りを確認し、見つからなければ早めに遺失届と再交付の準備へ進むことが大切です。
なお、一般に「再発行」と呼ばれることもありますが、運転免許証の正式な手続名は再交付です。
💡 まずやること
- 財布・バッグ・車内・立ち寄った場所を確認する
- 見つからなければ警察へ遺失届を出す
- 携帯できる有効な免許証等がなければ運転しない
- 住所地の都道府県警察で再交付の場所を確認する
- 必要書類を準備して再交付を申請する
この記事でわかること
- 運転免許証をなくした直後にやること
- 遺失届を出す場所と伝える内容
- 免許証がない間に運転できるか
- 再交付を申請する場所と必要なもの
- マイナ免許証をなくした場合の対応
- 免許証が後から見つかった場合の対応
運転免許証をなくしたら最初にやること
財布・バッグ・車内などを確認する
まずは、免許証をいつ、どこで使ったかを思い出しましょう。
- 財布やカードケースの別のポケット
- バッグや上着の内ポケット
- 車の座席やドアポケット
- 自宅の玄関や机の上
- コピー機や本人確認を行った窓口
店舗、病院、ホテル、レンタカー店などで提示した場合は、施設の忘れ物窓口にも確認します。
電車やバスで落とした可能性がある場合は、利用した交通機関にも問い合わせてください。施設から警察へ届けられるまで時間がかかることもあるため、施設と警察の両方へ確認すると見つけやすくなります。
見つからなければ警察へ遺失届を出す
探しても見つからない場合は、最寄りの警察署や交番へ遺失届を出します。
届出の際に、次の情報を整理しておくと伝えやすくなります。
- なくしたことに気づいた日時
- 最後に免許証を確認した場所
- 立ち寄った店舗や利用した交通機関
- 免許証を財布ごとなくしたのか
- 財布やカードケースの色や特徴
遺失届を出すと受付番号が案内されることがあります。再交付や問い合わせの際に必要となる可能性があるため、番号は控えておきましょう。
一部の都道府県では、オンラインによる遺失届にも対応しています。ただし、すべての地域で利用できるわけではありません。
⚠ 遺失届を出しても、警察が個別に免許証を捜索するわけではありません。
警察へ届けられた落とし物と届出内容を照合し、一致した場合に連絡を受けるための手続です。立ち寄った施設や交通機関への確認も並行して行いましょう。
免許証が見つかるまで運転してもよい?
従来の運転免許証だけを持っていた人が紛失した場合は、再交付されるまで運転しないでください。
免許証をなくしても、運転免許の資格そのものが直ちに失効するわけではありません。しかし、車を運転するときは、有効な運転免許証等を携帯する必要があります。
免許証のコピーやスマートフォンで撮影した画像は、運転時に携帯する免許証の代わりにはなりません。
| 保有状況 | 紛失後の運転 |
|---|---|
| 従来の免許証のみ | 再交付されるまで運転しない |
| マイナ免許証のみ | カードの再交付と免許情報の記録が終わるまで運転しない |
| 従来の免許証とマイナ免許証の2枚持ち | 手元に残っている有効な免許証等を携帯する |
自分の保有状況が分からない場合や、残っている免許証等を使用できるか判断できない場合は、運転免許センターへ確認してください。
次に再交付の申請場所を確認する
運転免許証を紛失した場合は、住所地を管轄する公安委員会へ再交付を申請します。
実際の受付窓口は、運転免許センター、運転免許試験場、一部の警察署などです。ただし、どの警察署でも申請できるわけではありません。
検索するときは、次のように住所地の都道府県名を入れましょう。
検索例
「愛媛県 運転免許証 再交付」
「東京都 免許証 紛失 再交付」
検索結果では、警察庁や都道府県警察の公式サイトを開き、次の項目を確認します。
- 再交付を受け付けている場所
- 受付曜日と受付時間
- 予約が必要か
- 即日交付か後日交付か
- 必要書類と写真の規格
- 最新の手数料
警察署で申請すると受け取りまで日数がかかり、運転免許センターでは即日交付となる地域もあります。地域によって異なるため、出かける前の確認が必要です。
再交付の申請に必要なもの
警察庁では、再交付申請書、紛失した事実を確認するための書類、申請用写真などを案内しています。
ただし、本人確認書類や写真が必要か、どの書類が認められるかは、申請先によって異なります。
| 確認するもの | 注意点 |
|---|---|
| 再交付申請書 | 通常は申請窓口で記入する |
| 本人確認書類 | 認められる書類を公式サイトで確認する |
| 申請用写真 | 必要な地域ではサイズや撮影時期を確認する |
| 遺失届に関する情報 | 受付番号などを控えておく |
| 再交付手数料 | 最新の金額と支払い方法を確認する |
| 住所などの変更書類 | 引っ越しや氏名変更がある場合に確認する |
警察庁が案内する申請用写真の規格は、申請前6か月以内に撮影した、縦3.0cm・横2.4cmの正面、無背景の写真です。ただし、窓口で撮影する地域や、持参写真が不要な場合もあるため、申請先の案内を優先してください。
状況別の対応
財布ごとなくした場合
免許証だけでなく、クレジットカード、キャッシュカード、マイナンバーカードなども入っていた場合は、それぞれの発行元へ連絡します。
カード類の利用停止は、免許証の再交付を待たずに進めてください。
スマートフォンも一緒になくした場合は、携帯電話会社への連絡や端末を探す機能も確認します。
旅行先や県外でなくした場合
旅行先でなくした場合は、現地の警察署や交番へ遺失届を出し、利用したホテル、駅、空港、店舗などにも問い合わせます。
運転免許証の再交付は、基本的に住所地の公安委員会へ申請します。旅行先の警察署ですぐ再交付を受けられるとは限りません。
レンタカーを運転中の場合は、そのまま運転を続けず、レンタカー会社へ連絡して対応を確認してください。
更新時期が近い場合
免許証の更新期間に入っている場合は、更新と再交付を同時に行えることがあります。
通常の再交付と受付場所や必要書類が異なる可能性があるため、予約を入れる前に運転免許センターへ問い合わせましょう。
マイナ免許証をなくした場合はどうする?
マイナ免許証とは、運転免許情報が記録されたマイナンバーカードです。
マイナ免許証をなくした場合は、通常の免許証紛失とは手続きの順番が異なります。
⚠ マイナ免許証のみを持っている場合
- マイナンバーカードの機能を一時停止する
- 警察へ遺失届を出して受付番号を控える
- 市区町村でマイナンバーカードの再交付を申請する
- 再交付されたカードへ警察で免許情報を記録する
免許情報が記録されていない新しいマイナンバーカードだけでは、免許証として運転できません。
マイナンバーカードの紛失・盗難による一時利用停止は、マイナンバー総合フリーダイヤルで24時間365日受け付けています。
マイナンバー総合フリーダイヤル:0120-95-0178
音声ガイダンスで「2番」を選びます。
従来の免許証とマイナ免許証を2枚持ちしており、どちらか一方が手元に残っている場合は、残っている有効な免許証等を携帯します。
運転免許証をなくしたときにやってはいけないこと
- 有効な免許証等を携帯せずに運転する
- 見つかるまで何日も届出を出さずに待つ
- 受付場所を確認せずに近くの警察署へ行く
- 古い個人サイトの手数料や受付時間を信用する
- SNSへ免許証番号や個人情報を書き込む
- 免許証の画像やコピーで運転できると判断する
再交付を急いでいても、非公式な代行サービスへ個人情報を入力する必要はありません。住所地の都道府県警察が案内する窓口を確認しましょう。
なくした免許証が後から見つかったら?
再交付を申請する前に見つかった場合は、遺失届を出した警察署へ連絡し、届出後の対応を確認します。
再交付を受けた後に古い免許証が見つかった場合は、古い免許証を使用しないでください。
自分で捨てたり保管したままにしたりせず、警察署や運転免許センターへ連絡し、返納方法を確認しましょう。
同じトラブルを防ぐためにできること
- 免許証を戻す場所を決めておく
- 財布やカードケースへ紛失防止タグを付ける
- 車を降りるときに座席や足元を確認する
- 免許証の有効期限をカレンダーなどへ記録する
- 住所地の都道府県警察の公式ページを把握しておく
免許証番号や免許証の画像をスマートフォンへ保存すると、端末をなくしたときに個人情報が漏れるおそれがあります。必要がなければ、免許証の表裏を撮影して保存し続けないほうが安心です。
まとめ
運転免許証をなくしたときは、次の順番で対応します。
探す → 警察へ届ける → 運転しない → 公式サイトで窓口を確認する → 再交付を申請する
再交付の場所、受付時間、必要書類、手数料は都道府県によって異なります。近くの警察署で手続きできるとは限らないため、出かける前に住所地の都道府県警察の公式サイトを確認してください。
マイナ免許証をなくした場合は、マイナンバーカードの一時停止と再交付に加え、新しいカードへ免許情報を記録する手続きも必要です。
有効な免許証等が手元にない間は無理に運転せず、家族の送迎や公共交通機関など、別の移動手段を利用しましょう。

